えーあいどる ― 吐息の距離に綻ぶ不実な共鳴 ―│s828aebwg00127
「……ねえ、お兄ちゃん。どうしてそんなに一生懸命、目を逸らしてるの?」逃げ場のない部屋の片隅。日常の距離感をいとも容易く踏み越えて、彼女の顔が視界のすべてを占拠する。触れ合わんばかりの至近距離で放たれる、甘い熱を帯びた吐息。動揺を隠せないこちらの鼓動を見透かすように、柔らかな指先が胸元へといたずらに這わされる。その指が動くたびに、薄い生地の下で高鳴る脈動が彼女へと伝わり、さらなる愉悦をその瞳に灯していく。額に触れそうなほど近い漆黒の毛先が、微かな揺れとともに頬をくすぐる。潤んだ眼差しに宿る幼さと、それとは相反する確信犯的な微笑みが、兄という立場をじわじわと溶解させていく。これは、積み上げてきた理性が甘美な挑発によって無へと帰す、抗い難い一刻。耳元で囁かれる言葉にならない誘惑に、どうぞ抗う術もなく沈んでください。
FANZA










