遺棄された静寂と腋窩における皮膚の弛緩:Exhibition 13│s861acleg00013
文明の残滓が堆積する廃墟の深奥。冷徹なコンクリートの静寂に身を置くピンク髪の対象は、自らの腕を頭上に掲げ、髪をかき上げる動作によって無防備な腋窩(わきの下)を観測者の視界へと晒していた。その肢体において、拘束を拒絶するほどに肥大した双丘は、腕を持ち上げたことで生じる皮膚の牽引に逆らい、重力という不可避の絶対律に従って腹部へと向かって深く、だらしなく下垂している。荒廃した空間に浮かび上がる、生命の熱を帯びた白皙の柔肌。その、支えを失い崩壊した肉の稜線と、露わになった腋の窪みを標的に、容赦なく放たれたのは、熱を孕んだ粘りつく白濁。大きく下垂した肉の底から、脇腹をなぞり、廃墟の乾いた床へと伝い落ちる不透明な滴。滅びゆく景色の中で、自身の莫大な質量と不浄な色彩に支配され、その尊厳が「朽ちゆく標本」の一部へと塗り潰されていく。塵の舞う光の中で、汚濁の熱に理性が溶解していく現実に、その瞳は焦点を見失い、ただ静かなる混濁の深淵へと堕ちていった。
FANZA










