官能の色│s862aztro00073
「……あ、おかえり。見ての通り、日本の歓迎はちょっぴり刺激的みたい……っ」久しぶりに再会した姉は、僕の記憶にある凛とした姿ではなかった。帰国したばかりの開放感を、義父という冷徹な支配者に根こそぎ奪われた彼女。乱れた寝室の片隅で、抗いようのない力に屈服させられたその体は、もう一歩も動けないほど無残に、そして艶やかに果てていた。彫刻のように整ったその肢体を汚しているのは、義父が執拗に刻み込んだ、黒く、おぞましい筆跡。さらには、彼女の異国仕込みのプライドを完膚なきまでに叩き潰すように、濃厚な白濁が全身をドロドロに覆い尽くしている。熱い吐息とともに肌を伝う汚液が、書き込まれた文字をじりじりと滲ませ、彼女が積み上げてきたすべてを深い闇へと沈めていく。嫌悪しているはずなのに、身体の奥底ではその辱めを甘く受け入れてしまっている。潤んだ瞳で僕を見つめ、わざとらしくその惨状を誇示するように腰を震わせる彼女。義父の指先が触れるたび、彼女の口からは、僕が一度も聞いたことのないような、淫らで、空っぽな声が漏れ出した。もう、誇らしげに夢を語っていた姉の面影を追いかけても、そこには何もない。ただ男の欲望を注ぎ込まれ、文字通り「モノ」へと作り変えられていく。その屈辱に満ちた没落の熱だけが、部屋の中にいつまでもねっとりと停滞していた。
FANZA










