えーあいどる ― 硝子越しに滲む不実な熱帯 ―│s828aebwg00126
「……あ、お兄ちゃん? ちょうどよかった、背中、流してくれないかな」白く濁った蒸気が立ち込める脱衣所。磨り硝子の向こう側で、使い慣れた浴室は今、異質な熱を帯びた空間へと変貌している。降り注ぐ水滴が肌を叩く音に混じって、しなやかな肢体が水に濡れる生々しい摩擦音が耳を突く。薄い壁一枚を隔てた先では、重力に従って滴る水滴が、若々しく瑞々しい起伏をなぞり、足元へと吸い込まれていく。家族という境界線をいとも容易く踏み越える、あまりに無防備で暴力的なまでの誘い。濡れて束になった漆黒の毛先が、火照った項にはり付き、時折覗く瞳は戸惑うこちらの反応を愉しむように潤んでいる。差し伸べられた指先が濡れたドアの隙間から伸びるたび、積み上げてきた理性が音を立てて削り取られていく。これは、平穏な朝の風景を永遠に塗り替えてしまう、逃げ場のない共犯の始まり。滴る雫とともに露わになった少女の「残酷な純真」を、どうぞその熱量ごと抱きしめてください。
FANZA










