先日、息子の小学校で持久走大会が開催されました。これまでの持久走大会とは異なり、順位ではなく、楽しさとペースを重視するものでした。私も見学に行きましたが、子供たちが自分たちに合ったペースで楽しそうに走っている姿が印象的でした。
その日の朝、息子は「今日の大会は僕にもできそうだよ」とニコニコしていました。以前は、速く走ることに苦手意識があった息子も、この新しい取り組みで楽しみを感じることができたようです。
大会会場では、私は他の保護者たちと話をしました。「昔はもっと厳しい大会だったけど、こんな風に変わるんだね。子供たちも楽しそうだし、いいことだと思う」という意見が多く聞かれました。
大会終了後、夫が息子に声をかけました。「どうだった？楽しかった？」息子は満面の笑みで答えました。「うん、楽しかった！自分のペースで走れたし、友だちと励まし合ったよ！」私たち夫婦は息子の笑顔を見て、この新しい取り組みに感謝したものです。
その夜、夫と私は息子の成長を感じながら、キッチンで夕食の準備をしていました。「本当に、今日の持久走大会は良かったね。昔はただ競争ばかりだったけど、今は楽しさやペースを重視する。時代が変わったんだね」と私が言いました。夫はうなずきながら、「そうだね。子供たちが運動を楽しむことが大事だと、ようやく学校も分かってくれたんだね」と答えました。
息子はリビングで宿題をしていましたが、時々立ち上がって、今日の持久走で覚えたペースを守る練習をしているようでした。彼の自主性に感激し、私たち夫婦は目を細めました。
数日後、近所のママ友とお茶を飲んでいたとき、持久走大会の話題が出ました。「私の子も以前は持久走が苦手だったけど、今回の大会で楽しむことができたわ。学校が子供たちに合わせて変わってくれるのって、素晴らしいことだと思う」と彼女が話しました。私は同意して、「そうね。子供たちが楽しみながら運動する姿を見ると、私たち親も嬉しいわよね」と言いました。
この新しい取り組みを通して、私たちは子供たちが運動を楽しみ、自主的に続けていくことがどれほど大切かを改めて実感しました。これからも、息子が運動を楽しく続けられる環境をサポートしていきたいと心に決めた私たち夫婦でした。
数ヶ月後、地域の親子マラソン大会が開催されることになりました。息子は今回の大会にも参加することを強く希望していたので、私たち家族も一緒に参加することに決めました。
大会当日、朝早くから公園に集まった参加者たちは、子供たちを含む家族連れが多く、活気に満ちていました。スタート前にはストレッチタイムが設けられ、みんなで一緒に体をほぐしてリラックスしていました。
スタートの合図が鳴り響くと、息子は夫と私の手を引いて、自分のペースで走り始めました。途中で息が切れた時も、息子はペースを落として楽しく走り続けました。私たちも息子に合わせて、笑顔で走っていました。
途中で出会った他の親子たちも、順位を気にせず、楽しくペースを守って走っている様子でした。私は心の中で、「これこそが運動の本当の姿だ」と感じました。
ゴール地点では、地域の方々が拍手で参加者たちを迎えてくれました。息子は笑顔でゴールし、夫と私も喜びを共有しました。その後、参加者たちで記念撮影をし、交流を楽しみました。
帰宅後、私たち家族はリビングでくつろぎながら、今日の大会を振り返りました。「本当に楽しかったね。子供たちが運動を楽しんでいる姿が何よりも素晴らしいわ」と私が言いました。夫も同意し、「運動を楽しむことが大事だって、今日改めて感じたね」と答えました。息子は疲れた顔で頷きながら、「また来年も参加したい！」と弾んでいました。
これからも、私たち家族は運動を楽しむことを大切にし、息子の成長をサポートしていくことを誓いました。
